期待の新作映画「AS IT WAS」- 若者たちに知ってほしいUKロックの代名詞-

UKロック好きなおじさんたちにとってドストライクのドキュメンタリー映画が今週金曜日(9/25)に劇場公開される。

元オアシスのボーカル:リアム・ギャラガーのドキュメンタリー映画「AS IT WAS」だ。

多くの人にとってオアシスというバンドは歴史的なバンドだ。

オアシスを聴くことで、ビートルズやストーンズ、キンクスやザ・フーに至るまでUKロックのルーツを探りたくなる。そして洋楽、UKロックをさらに好きになる。

”好き”が”好き”を呼ぶ、ビッグバン的に知的好奇心を広げてくれる対象物には人生でなかなか出会えないが、私にとってオアシスはそのひとつである。

ぜひ、おじさんだけでなく、今を生きる若者たちに見てほしい。こんなかっこいいおっさんがいることを。(Definitely Maybe…)

鑑賞後のレビューはこちらリアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ – 最強のフロントマンのアーティストへの変貌 –

兄ノエルのOASIS

そのオアシスのボーカルがリアム・ギャラガーである。

UKロックのみならず世界的ロックシーンにおいて重要なボーカリストである。ニルバーナを中心にグランジがロックを席巻していた1990年序盤。ビートルズ、ストーンズら正当なロックミュージックの血筋を引き継ぐTHE UK ROCKの新星として登場したのがオアシスである。

オアシスの登場前夜に政権を担っていたサッチャーの政策で、階層における貧富格差は広がり特に労働者階級における不平不満は最高潮であった。その労働者階級の反骨精神を音楽のみならずインタビューやメディア露出での態度も含めて、あからさまに表現するオアシスは大いに注目を集めた。

口を開けばfu●●ingばかりだが、こと音楽に関してはお世辞抜きでビートルズに負けず劣らずの綺麗なメロディを奏でる。そのギャップもまた良かった。

オアシスというバンドは二人のギャラガーが存在する・

リアムの兄でリーダーのノエル・ギャラガー、デビューアルバム「ディフィニトリー・メイビー」から3枚目のアルバム「ビィ・ヒア・ナウ」まで作詞・作曲はすべてノエルが担当している。

ノエルは知的な皮肉屋で、だれかれかまわず喧嘩を売るところはリアムと一緒だが、プロ意識が高くオアシスの全権を握るプロデューサーでもある。

実質的にオアシスの全権を握る。気に入った曲ができるとリアムに歌わせず自分で歌う。

Oasis – Don't Look Back In Anger (Official Video)
ライブで一番盛り上がる曲。だけどリアムは歌えない。

鑑賞後のレビューはこちらリアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ – 最強のフロントマンのアーティストへの変貌 –

リアム・ギャラガーという男

オアシスのブランディング担当とでも言うべきだろうか。ロックンロールの象徴のような男である。

後ろに手を組み、猫背で、メンチを切るような顔の動きで、歌をうたう。

常に傍若無人な振る舞いでライブでも酩酊状態・悪態は当たり前、ノエルと喧嘩してどっちかが帰ることも。若い時のインタビューは大体タバコふかしてfu●●ばっか言っている。

ノエルが仕事している時間、ワイドショーな話題を随時提供しているのがリアムで、まぁその良くも悪くもその二人でロックなオアシスを創り上げていた。

オアシスは2009年に解散。

当時相当話題になったかというと、そうでもなかった印象。
というのもノエルとリアムの喧嘩など毎年ニュースになるところで、解散危機というのは風物詩でもあった。

今回の喧嘩は長引いているなという印象から、どうやらふたりとも別プロジェクトで動き出して本当に解散したらしい、というのを少しずつファンが認識していったような気がする。

とはいえ、オアシスの4枚目のアルバムからリアム自身の作曲によるトラックも含まれるようになり、ノエルだよりの構図は変わっていった。

初めてシングル化されたリアムの曲「Songbird」なんて鳥肌モノだ。

Oasis – Songbird (Official Video)
この曲でリアムは最高のボーカリストだけではないことを証明した

本当にこの兄弟は毒舌・悪態の殻を脱ぐと、ピュアで洗練されたメロディをタバコの煙みたいに出してくるから驚く。

鑑賞後のレビューはこちらリアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ – 最強のフロントマンのアーティストへの変貌 –

「AS IT WAS」に期待すること

試写が観れてないので内容を公式HPや予告以外何も知らない状態である。

オアシス解散後、ノエルの一挙手一投足はすぐに話題になるものの、リアムは影が薄くなった。オアシスのノエル以外のメンバーでビーディー・アイを結成したところまでは騒がしかったが、その後の動きというと雑誌やニュースサイトでも目立った取り扱いではなかったと思う。

リアムにとっては、
ノエルがいないとダメなオアシス、ダメな弟
という烙印を明白に押されてしまったように思えて、大きくプライドが傷ついたことは容易に想像できる。

そこも含めてソロ活動でのメジャーシーンへのカムバックにおいてはこの映画が見せてくれるだろう。

  • どん底のリアムなんて見たくないが、見たい。
  • 最後は多分調子乗っているリアムが見れるんだろう。
  • ノエルと仲直りしたのだろうか?(たぶんしてないだろうけど、気になる。)

映画鑑賞の際はアルコールは控えるが、今回ばかりは許してもらいたい。
今週金曜が楽しみで仕方ない。

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ
アズ・イット・ワズ 予告編

鑑賞後のレビューはこちらリアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ – 最強のフロントマンのアーティストへの変貌 –