『魔女見習いをさがして』おジャ魔女どれみから15年の神リバイバル作品 【東京国際映画祭2020レポート】

本来は今年の5月に公開されるはずだった『魔女見習いをさがして』。他作品同様、コロナの影響を受け延期し、やっとの公開を来週末迎えます。ただでさえ、TVシリーズの放送終了から15年経っての公開ですので、ファンとしては本当に首を長くして待っていた作品だと思います。

「おジャ魔女どれみ」 20 周年を記念してつくられた本作。

観終わった感想から言うと、まず神リバイバル作品でした。
稚拙な表現ですが、それしか思い浮かびません。

子供の頃に見ていたアニメを作品の時間軸や焼き直し、穴埋めでのリバイバルではなく、作品を観ていた子どもたちが大人になって、今あらためて「おジャ魔女どれみ」で感じてほしいこと、思い出してほしいことをストレートに描いています。

東京国際映画祭でも、おジャ魔女世代が席を埋め、上映終了後ではハンカチを片手に涙している人も。

この作品は「おジャ魔女どれみ」のシリーズではなく『魔女見習いをさがして』という別作品です。おジャ魔女世代でなくとも、昔の日常的に観ていたアニメをいまどう思い出して現在につなげていくか、そういったことを思い出してくれます。

おジャ魔女世代はより強く心に響くものがあるのは当たり前で、本作の主役であるソラ・ミレ・レイカはそれぞれ推しキャラがいて、いまだ魔法玉も大事にしている。

3人とも大人になり社会の中で自分を表現することに苦しんでいる中で、偶然おジャ魔女つながりで出会い、あらためて大事なことを魔女見習いを思い出しながら気づいていく、過去が現在につながるリアルさをもったアニメーションになっています。

劇中のエピソードには過去のTVシリーズを登場人物があらためて見直すシーンもあり、それがきっかけでストーリーが進んだりと、ファンの心をくすぐる描写は様々なところに。

舞台挨拶でもレイカ役の百田夏菜子さんが言ってましたが、「親子で観に行くのも思い出話に華が咲いて楽しいのでおすすめ」とのこと。ソラ役の森川葵さんは、「自分の周りの人が持っている魔法は何か考えてくれたらうれしいです」と話されていました。

ぜひ親子や当時一緒に観ていた友達と、または当時は一緒ではないけどおジャ魔女を観ていた世代で今一緒にいる友達、いろんなパターンで楽しめる映画だと思います。

■予告編

おジャ魔女どれみ20周年記念作品 映画『魔女見習いをさがして』予告編