【観賞後レビュー&満足度ランキング】11月13日公開作品 – ReBoooT’s Weekly Ranking

先週金曜日にアップした記事の通り、期待を膨らませた3本を劇場で観てきましたので、実際観た後の満足度をレポートします。(もちろん個人的な感触です。)

11月13日公開の新作映画 – 予告編で決める今週観に行く3本

こちらでピックアップした3本、もう一度簡単に整理すると以下になります。理由や期待なポイントはぜひ上の記事を読んでください。

予告編を観て期待したランキング(観賞前)

3位:『ホテル・ローヤル』(公式サイト
波留主演。ラブホテルの人間模様を武正晴監督が描くということで、人間の生々しいドラマティックな物語が観れることを期待。

2位:『さくら』(公式サイト
北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、美男美女の共演が話題。5人の家族+1匹の犬さくらの物語。予告編を観る限り心理的安全性が高いハートウォーミングな家族ドラマを期待。(ちなみに私は原作未読)

1位:『詩人の恋』(公式サイト
ヤン・イクチュン主演。『あゝ荒野』とは打って変わって、さえない詩人の小太りな中年おじさんの役を演じている。若い男性と妻との三角関係が気になるのと同時に、詩人という土壌がどう描かれているのか気になる。

より詳細な理由はこちらに書いています。
11月13日公開の新作映画 – 予告編で決める今週観に行く3本

この期待度を胸に劇場に行って観てきました。
(『詩人の恋』は東京では新宿武蔵野館しか上映がなかったので、時間合わせるのが大変でした。)

観賞後の満足度ランキング(観た後)

3位:『さくら』 (観る前の期待度は2位)

映画『さくら』予告(60秒)2020年11月13日(金)全国ロードショー

【GOOD】
・やはり旬の俳優たちは旬なだけある。毎回違う表情、成長を感じる演技が観ている側としては最高のごちそう。
・吉沢亮の絶対零度な表情がこの作品にも最高のスパイスとして機能している。
・北村匠海の「語り」が多く、個人的には好きな声なので居心地がよかった。(嫌な人は嫌かも)
【BAD】
・予告編でイメージした一般的な暖かい家族像とは根本から異なっていた。両親の柔軟な価値観があって、「ありふれた家族」というよりは先進的な家族に感じた。もちろん理想的だが。
・予告編で常に半笑いだったので少し予想はしていたが、想定していたよりも小松菜奈演じる妹がぶっとんでいた。
・作品が重たく、犬の「さくら」だけの可愛さや健気さのみでは賄えない。(作品タイトルにそぐったカタルシスとしては機能していない。)

2位:『ホテル・ローヤル』 (観る前の期待度は3位)

映画『ホテルローヤル』予告編|11月13日(金)公開

【GOOD】
・主人公の無機質な役どころに波留はピタリで、作品の雰囲気をかたちづくっている。
・釧路が舞台で実際の撮影ロケーションも釧路。釧路の方はさらに面白そう。
・伊藤沙莉の演技、というか演技に見えない自然さがすごい。重宝される理由がわかる。(伊藤沙莉がより観たくなる)
・夏川結衣が艶っぽい。

【BAD】
・(尺の問題はあるが)ホテルに訪れる人のドラマをもう少し見れると後半に訪れる喪失感をよりシンクロできるものがあったと思う。
・武正晴監督ということで、個人的にはもっとリアルで人間の汚い美しさ的なものを期待していた。

1位:『詩人の恋』

映画『詩人の恋』予告編

【GOOD】
・主要人物が可愛らしく、愛らしかった。憎めない映画。
・予告ではあまり見えなかった「詩」そのものや、詩人としての苦悩や成長が描かれていた。
・同性愛が異質なものとしての描き方ではなく、自然な感情として観ることができる。(感情移入しやすかった。)

【BAD】
・「詩」朗読における字幕の文字数が多く、婉曲表現なので解釈が追いつかなかったりする。
・妻の立場(女性)だと主人公に怒りが湧くかも。
・絵的には緩急薄く波のおとなしい映画なので、観る側の積極性は必要になると思う。

【余談】
・あゝ荒野で共演した菅田将暉のパンフレットへの寄せ書きが詩人だった。

まとめると。

あくまでも予告編で高まった期待感と期待した内容という点においてですが、3本とも物足りなさを感じるものはありました。

『詩人の恋』がトップでしたが、伊藤沙莉主演の『タイトル、拒絶や、ひねりはあまりなさそうという天の邪鬼な懸念をして遠くに置いてしまった水上のフライトなどをフォローアップしたくなっています。

私個人が見た範囲で言えば、世代、年齢がある程度限られてはしまうものの、魔女見習いをさがしてをおすすめします。 
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来週は稲垣吾郎、二階堂ふみの初共演作、手塚治虫原作の『ばるぼら』が気になるところですが、予告編を観てまたピックアップしていきたいと思います。こちらはまた記事をあげますね。